「仕事が嫌い」を治す3つの心構え

公開:2020年02月27日(最終更新:2025年05月22日)

皆さん、こんにちは。
やる気プロデューサーの上田洋輔です。

多くの人が好きで始めた仕事なのに気がつけば、嫌いになってしまいます。あなたも好きな仕事を選んだはずなのに、いつの間にか仕事が嫌いになっていませんか?

お金のためにやってるだけで、仕事なんてもともと好きじゃない。と言われてしまいそうなので補足しておくと、お金のためと言っても、その中で何をするのかをあなた自身が選んだはずです。日本は某国と違って職業の自由があります。学歴や環境、資格によって選べる仕事が多少限定されても、その中でマシだと思える仕事を自分で選べるのです。

つまり、どんな仕事をしていたとしても、最初から嫌いだったというわけではなく、色々なコトが積み重なって、仕事と聞くだけで嫌な気分になってしまっていると言うコトになります。

仕事が嫌いになる理由は大きく分けて3つ

「待遇」「人間関係」「やりがい」

仕事内容に比べて、給料が安い、拘束時間が長い、など「待遇」の悪さ。苦手な担当や上司がいるなど「人間関係」の悪さ。仕事がマンネリ化して平凡な日々に飽き飽きしている、などの「やりがい」のなさ。細かく言えば、他にも色々と出てくるかもしれませんが、多くの場合、3つのどれかに当てはまるでしょう。

自分がどうして嫌いなのかがわかれば、好きになる事もできます。では、なぜ仕事が嫌いなのか思い浮かべてみてください。

出てきましたでしょうか?

ふむ。では、それはいったん忘れてください。だって仕事が嫌いになった本当の理由はそこにはないからです。「仕事を嫌いになる理由を思い浮かべたのに、そこには理由がないとは一体どういうコトだ!」と、困惑されてしまいそうなので、きちんと説明しますが、思い浮かべたソレは「仕事を嫌いになる理由」です。わかりやすく言えば、嫌いになれるならなんだっていいと考えている事です。思い付きの理由に過ぎません。

本当に考えて欲しいのは「仕事が嫌いな理由」であって、「仕事を嫌いになる理由」とは似て非なるモノなのです。

仕事が嫌いな人なんていない

仕事を嫌っている人にいきなりな暴論だと思われるかもしれませんが、この世の中に仕事が嫌いな人はいません。いるとすれば「仕事」という本来の言葉が持つ意味とはまったく違うところで仕事を嫌いになっているだけなのです。

これは「勉強」も同じコトが言えます。勉強だって嫌いな人なんていないのですが、「学校の勉強」を「勉強」と言い続けた結果、「勉強」という言葉が嫌いになったのです。好きな事や趣味のために本を読んだり、調べたり、「勉強」するのはなんの苦にもならないどころか楽しいですよね。

仕事も本来は、自分が出来る事で誰かを助けて、その結果でお金をもらおうというモノでした。例えば、困っている人のために肉体労働をして、その対価としてお金を受け取る。画家、イラストレーター、小説家、漫画家、音楽家など、クリエイティブと呼ばれる仕事も同じです。自分の出来るコトをして、誰かを喜ばせた結果、お金をもらえたわけです。

全ての仕事がこの「誰かを助けてお金をもらう」という法則から外れていません。外れたモノは「詐欺」と呼ばれる行為になります。出来る事で誰かを喜ばせるのは辛い事ではありません。むしろ楽しい事になるはずです。

では、次の質問です。
あなたの「大好きな人」が困っていて、助けを求めてきたのに、嫌な顔して断りますか?

そんな人はいない……とは言いませんが、まぁ稀でしょう。多くの人が自分の出来る事であれば、喜んで力を貸します。助ける事で信頼を得られますし、助けられた自分が誇らしく思えるに違いありません。仮に毎日手伝ったとしても、自分のできる事ですし、相手は「大好きな人」ですので、嫌になる事はないでしょう。

人は困っている人を助けて喜びを覚えてしまうからですね。どうしても助けたくない人がいるとしたら、それは嫌っている人だけでしょう。「仕事は楽しい」「困っている人は助けたい」、この2つを満たせるのが仕事です。ここまで聞いても、もしも仕事が嫌だと思うのであれば、その理由はたった一つです。

相手を嫌っているから仕事がつらい

抜本的な話になりますが、仕事を嫌っている人は、まず間違いなく「嫌いな人」が職場、もしくは取引先にいます。その人と関わるのが嫌でだんだんと仕事がつまらなくなっているのです。自分の立場が弱くて、相手の言いなりにやらなくてはいけないときに多くの人が感じる不満となります。

人は反復で感情も覚えていきますので、「嫌い」「つらい」と思って仕事をしていれば、絶対に仕事を嫌いになるでしょう。無茶な依頼とか、つまらない依頼とか、クレームばかりとか、嫌な感情を繰り返した事で、仕事自体が嫌になってしまったのです。

こうなってしまうと、本来は楽しいはずの仕事が辛くて仕方ありません。理由をつけてやらなくなるのです。それは最初に考えてもらった「仕事を嫌いになる理由」と一致するはずです。このままでは仕事を好きになる事もありませんし、他の「仕事を嫌いになる理由」を見つけて、どんどんと積み重ねていき、どうしようもなくなってしまうでしょう。

そうならないために今のうちに解決出来るなら、解決しておきたいですよね!

相手とわかり合うためにやるべきこと

そもそも、相手はあなたが嫌な思いをしているのを理解しているのでしょうか? 

わかりやすい嫌がらせをされている場合もありますが、往々にして本人にはそんな気はないのに、相手を不快にさせている事の方が多いです。これは自分のコトで考えるとわかりますが、誰かに嫌がらせするというのは思ったよりも勇気がいりますし、自分に対しての被害も考えなければなりません。つまり、面倒なのです。

ですので、嫌がらせと思わずに相手と話して改善を求めるのがいいでしょう。仮に本当に嫌がらせだったら、なおさら話し合いの場を設けないとどうしようもありません。

「相手が上司や大事な顧客だったら?」と悩む人もいるでしょう。でも、やる気なく仕事をされていても、いい結果には絶対になりません。それならはっきりと伝えて、今後について相談した方が頼んだ側にとってもメリットは大きいはずです。

別に喧嘩をする必要もありませんし、気持ちを伝えるだけでいいのです。相手の気持ちもわかりますし、自分の気持ちもわかってもらえます。なにもせずにズブズブと腐っていくよりは、言うコトで自分の気持ちも整理でき、人生が何倍も豊かになるのです。

仕事が嫌なのであれば、それは誰かを嫌っているということに他なりません。それが誰なのかは、あなた自身にはわかっているはずです。その人と交渉の場を持つと考えてみてください。正直に言う事で変わる事もありますし、「言うほどの事でもない」と考えを改める事で、仕事への意欲が変わる事もあります。どちらを選ぶべきか、あなたの決断で次第です。

先に相手を好きになろう

1番大事な事ですが、あなたが嫌っている人の事を好きになる必要があります。

なぜなら、嫌いという感情は相手にも伝わるからです。どちらが先に嫌ったのかわかりませんが、大体嫌っている人からは嫌われています。誰だってそうなのです。全ての人を欺ける特殊な能力でも持っていない限り、嫌いな人には嫌われてるし、好きな人からは好かれています。

ですので、相手に何か求める前にこちらが先に与えると、相手からも得られやすくなるのです。

交渉をするとき、相手を好きで思いやる気持ちを忘れないようにしてください。
そうでないと嫌い者同士の血で血を洗う論争に発展しかねません。

まとめ

仕事が嫌いを治す3つの心構えはいかがだったでしょうか?

「仕事は本来楽しいもの」「相手と話し合う」「相手を好きになる」と、どれもこれも考え方を少し変えるだけで、大きな結果に繋がる事です。

仕事をやめる理由に多いのは「給料が安い」からですが、実際には違います。やりがいがあって楽しい仕事をしていれば、生活ができるギリギリのラインでも全然構いません。つまらない仕事をしているのに「給料が安い」から不満を抱いているだけです。

楽しく仕事をしていれば、上達していきますし、成長していきます。お客様、上司、自分の全てが納得できる仕事をすれば、給料は勝手に上がっていくものです。成果を出したのですから、結果がついてくるのは当然です。それをせずに自分だけが満足、とかお客様だけが喜んでいるなどの状況だから、給料に繋がらないのです。

もっと仕事を楽しみましょう。そして、全ての人が満足できる結果を目指しましょう。仕事はもっともっと面白くなるはずです。頑張っていきましょう!

もしも、今回の話で仕事を前向きに考えたくなったら「仕事を10倍楽しくする方法」を読んでみてください。きっとさらに仕事で充実していくはずです!

今日のやる気が出る話

出来ないと思ったら出来る人の真似をしよう。
真似する事は恥ずかしいことではなく、自分を成長させる一番簡単な方法。

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